実演販売の想い出

こんばんは!
UMMOです。

昔から、自分から積極的に何かをアピールしたり宣伝したりした事がないのですが、何故かコンサルタントの仕事を結構請け負ってきました。

それもこれも、遡ると高校生の時にやっていた「秋葉原ラジオ会館」の実演販売に行き着きます!

またまた大昔の話になってしまいますが、当時の秋葉原は今とは雰囲気が全然違っていて、本当に面白い街でした。

小学生の頃から、駅前でマジック(手品)の実演販売をやっているのをずっと見て育ったのですが、たしか30年くらいの間、駅前の広場では様々な実演販売が行われていたんです。

家庭用の掃除用品から、便利な調理器具、ネックレスや宝石、そして「手品」。

僕は高校生になると、ほぼ毎日学校帰りに歩いて秋葉原に通い、実演販売を眺めて育ちました。どのコーナーも素晴らしかったのですが、特に好きだったのが手品とキッチン用品です。

手品といえば、既にお馴染みのミスターマリックさんが、まだ銀座で手品用品を販売されていた時代。マリックさんがテレビに引っ張りだこになった後は、テレビで披露しているものと全く同じパフォーマンスを、秋葉原の路上で間近に鑑賞することができました。

世間が「スプーン曲げは、本当に超能力なのか!?」なんて騒いでいた時代です。

僕の目の前でスプーンが曲がって折れる。それを手にとって確かめても、何も仕掛けが無い!

コインにタバコが貫通する! 確かめても、やっぱり何も仕掛けが無い!

大興奮した僕が最初に買ったのは、リングとリングが繋がる手品でした。これ、お客さんが実際にリングを手にして持っているのに、継ぎ目のない金属がスーッと貫通するから本当に不思議なんです。

そこからマリックさんの手品も、コップにコインが貫通するものから順番に購入していって、結局全部マスターしてしまいました。

若林師匠(笑)お元気ですか!? 毎日通いつめていたあの高校生ですよ!

…と、つい昨日のことのように呼びかけたくなってしまいます。

師匠の決めゼリフは、「これ見て感動しない人は馬鹿です!」(笑)。

でも、本当にその通りだと思いました。

そしてもう一つのキラーフレーズが「誰でもできます!」。

これがもう魅力的すぎて、家に帰る電車の中で待ちきれずに封を開けては、「あ! こうなっていたのか!」と驚き、家に着いたら必死で練習しました。

今はYouTubeなどで簡単に解説動画が出てしまう時代ですが、ぶっちゃけ仕掛けなんて「そんなもん」なんです。だけど、仕掛けを知っていてもなお、師匠の実演を見ると「なんで!? わからない!」となる。そこがすごいんです。

やがて手品コーナーの師匠も引退してしまい、残された僕の癒やしはキッチン用品のコーナーでした。スライサーや大根おろし器の売り場です。

目の前でお客さんから渡された10円玉が、ほんの数秒でピカピカになる洗剤! しかも天然成分のみ!

これも僕からしたら、完全にマジックでした。

特に感動したのが「セラミック製のお皿型大根おろし器」です。

当時の大根おろし器といえば金属やプラスチックの板状で、ちょっと手を滑らせるとケガをするし、しっかり洗わないとすぐカビが生える危なっかしいものでした。

その常識を覆したのがセラミックのお皿型。

力もいらず、軽ーくすするだけで大量の大根おろしが目の前でできていく様子は、まさに魔法。

しかも実演のおじさんが、「セラミックですからね、もし万が一割れちゃったら、トイレに置いておくだけで消臭効果がありますからね!」なんて言うんです。「えっ、割れても使えるの!? 得じゃん!」と素直に感動しました。

大人になってからこの話をしたら、「トイレに割れたお皿が転がってるって、シュール過ぎるでしょ…」と爆笑されてしまいましたが、実際、我が家で割れた時はちゃんとトイレに置いていました(笑)。

その裏手では、毎日「閉店セール」をやっている宝石店があって、いつも投げ売りをしているように見せるパフォーマンスも、かなりの腕前でしたね。本当に毎日毎日、よく飽きもせずできるなと感心していたものです。

実演販売といえば、今の世代の方は「ジャパネットたかた」を思い浮かべるかもしれません。あの初代社長も本当にカリスマでしたよね。

「…はい! 私、ピアノなんて弾いたことないですよー!」と言いながら照明がスッと落ちて、見事な手つきで電子ピアノを演奏する名シーンは素晴らしかったです。

「ピアノが7,800円で買えて、届いたその日から演奏できるなんて夢みたい!」…と僕は素直に感動したのですが、周りに言ってもあまり共感してもらえませんでした(笑)。

こうして色々な実演販売を見てきて思うのですが、商品がいかに素晴らしいかを見せる「技術」は本当にすごいです。ただその一方で、「本当に素晴らしい商品ほど、実はぜんぜん売れていない」という現実もあります。

あの天然由来の強力洗剤は結局広まらず、今もスーパーの棚を埋め尽くしているのは化学物質主体のケミカル商品です。TVCMは大人の事情(薄利多売の構造)で成り立っているから、仕方のないことなのかもしれません。

で、翻って今の自分を見てみると、僕も「悟り」に関する教材などを販売しているわけですが…(笑)。

聞いた話によると、インドにはそういうお店がいっぱいあるらしいんです。

「あなたも悟れます!」「いや、うちの店の方が早く悟れます!」みたいな看板が並んでいるカオスな世界。

僕の教材も、そういう有象無象と同じ土俵に乗せられてしまうと、思わず「ちょっと待って、こっちが本物ですよ!」って大声で叫びたくなってしまいます(笑)。

でもまあ、そういう「どっちが本物か」「どっちがすごいか」みたいな競争社会の土俵で争うのは、もうコリゴリです。

誰かと比べることもなく、自分が信じる本物を、必要な人にだけ静かに届けて、穏やかに生きていきたいものですね。

本日は、長くなってしまいましたが最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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